板金

板金とは

板金とは薄く平らに形成した金属を言います。
またその素材で塑性加工することも板金と言います。
これらを仕事とする業種を板金業と言います。
板金業には大別して建築に用いる建材を加工する建築板金と工場板金があります。

板金は一般に材料をローラーに通して圧縮し、厚さを減らすことで6㎜以下の板状に加工されます。
この工程は16世紀ごろには始められました。
また、板金は平らな定尺だけでなくコイル状に巻かれたものもあります。   

板金に使用される主な材料は、アルミニウム・真鍮・銅・鋼板・ブリキ・ニッケル・チタニウム・ステンレスなどがあります。

板金を使う場面

板金作業により作り出されたものには建築資材と工業製品に使われるものとがあります。
建築関係で作られるものは建築板金と言います。
また工業関係で使われるものを、工場板金と言われています。
建築板金の場合は製品を作ってそれを建築現場に取り付ける言わば、施工工事も踏まれることが多くあります。
工場板金の場合は工場生産が主流ですので、工場内で完成されることが主とされています。

板金の加工方法

板金の加工方法は、プレス金型を用いて板の形状を変化させたり、切断したり、溶接(アーク溶接など)したりします。
一般の方が使う機会は少ないのですが、DIYの際に使用されるのであれば薄くサイズに小さいものになるでしょう。
加工の際にはバーナーやサンダーなどの他の工具が必要となります。

板金で作られるもの

建築板金では薄い金属板を使ってこれを切断したり、折り曲げたり、溶接によって貼り合わすなどして加工することにより、屋根材や外壁(サイディング)、雨樋をはじめとして、厨房用機器(シンクやトップなど)、ダクト(換気扇の排出に使われる筒)、などに加工されます。
工場板金では厚い金属板を使うのですが、原理は建築板金と同様の工程で、自動車や飛行機のボディ、そして各種装置を枠組みやケースなどを製造しています。
また、自動車のボディを修理する際にも板金工事を行いますので、板金という言葉を見かける機械は多くなっています。

  • 金属