テスター

テスター

はんだごてやニッパーなどの工具と並んで、電子工作でぜひ用意したいのが「テスター」です。テスターは、電圧や電流、抵抗値などを測るための道具です…といってもピンとこないかもしれません。テスターがあれば、電池があるかどうか、部品が不良かどうか、コードが断線しているかどうかなどが調べられます。つまり、電気という目に見えないものを、数字やメーターの針の振れ具合で目に見えるようにしてくれるのがテスターです。


テスターは必需品

テスターの便利なところは、直流電圧、直流電流、交流電圧、抵抗値など多種の測定が1台で賄えることです。テスターを「マルチメーター(Multimeter)」と呼ぶことがありますが、上記に加えてコンデンサの容量(キャパシタンス)、周波数、トランジスタのhFE(直流電流増幅率)などを測れる機能豊富なテスターもあり、まさにマルチメーターの呼び名に恥じぬ活躍ぶりです。「電気」をやる以上は必需品と考えて、ぜひ1台手元に置きましょう。


デジタルテスターが使いやすい

テスターには、「10.00V」のように測定値を直読できるデジタルテスター(デジタルマルチメーター)と旧来の針式メーターで値を読むアナログテスターがあります。アナログテスターもよいところがあるのですが、やはりここは値が読みやすいデジタルテスターを選びます。1000円台で買える安いもので十分ですが、導通チェック機能(ブザー音の有無で導通のチェックをする機能)があると便利なので、購入時には留意してみてくさい。

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