3Dデータ
3Dデータの種類
3Dデータにはいくつかのデータ形式が存在しています。
それぞれのデータによって特徴が異なります。
それらを紹介します
モデルの種類
ワイヤーフレームモデル
このモデルは線で設計され、骨組みだけでできた3Dモデルです。データ量が少ないため、とても軽いモデルです。
サーフェスモデル
サーフェスモデルは面だけでできたモデルです。箱のサーフェスモデルを作った場合、表面だけで中身が空洞になっているイメージです。
複雑な曲線を多用した形状を作ることに長けており、凝ったデザインが求められる自動車や家電などの一般消費者向け工業製品をデザイン・設計する際によく使用されます。
ソリッドモデル
ソリッドモデルは中身が詰まったモデルです。サーフェスモデルとは異なり、箱のソリッドモデルを作った場合、中身が詰まっているイメージです。工業製品の3Dデータを作成する際は、サーフェスモデルでデータを作成した場合でも最終的にこのモデルにします。
アスキー形式とバイナリ形式
3Dデータ形式にはアスキー(ASCII)とバイナリ(BINARY)というファイルの種類があります。
アスキーは基本的には人がテキストで解読できるものです。アスキー形式は情報量が多く入っているため、ファイルが非常に大きくなります。
一方、バイナリはテキストで解読ができません。ファイルサイズがアスキー形式より小さいため、こちらの形式を使うこともあります。
拡張子について
OBJデータ
CGソフトの中間ファイルフォーマットとして広く使用されています。記録される3Dモデルデータは、頂点座標値データ、頂点法線ベクトルデータ、テクスチャ座標値データ、凸多角形面データなどです。テクスチャ(表面の模様な表現)データの保存が可能です。同時にマテリアルのデータ保存にもできるものになっています。
STLデータ
一般的な3Dファイル形式です。
多くのソフトがサポートし、三角形のメッシュの集まりで3Dデータを表現します。ファイルフォーマットとして広く使用されています。
PLYデータ
主に3Dスキャナからの三次元データに用いられる拡張子です。他のファイル形式にはあまりない色の情報や透明度、プロパティの様々なデータを含んで保存することができます。フォーマットは、ポリゴンの表裏で異なる特性を有する1つを可能にします。
- デジタルファブリケーション,CAD