UVプリンターとは？

UVプリンターとは紫外線で硬化するインクを塗った後に、紫外線を照射して印刷を行うプリンターです。
金属、樹脂、木材のような素材に対して印刷が可能で、携帯電話やPCなどの組み立て済みの最終製品にも直接印刷することができ、シールのように剥がれる心配がありません。曲面や多少の凹凸があるものに対しても印刷も可能なため、ゴルフボールやPCマウスなどにも印刷することができます。

UVプリンターの特殊加工機能

UVプリンターには以下のように特殊加工する機能があります。

• 透明インクによる印刷

  リップグロスのような透明のインクによる印刷で、通常の印刷が終わった後に行うことで、表面を滑らかにしたり、光沢感を表現することができます。また、透明インクでパターンを印刷することで、独特の質感を表現することができます。

• 箔押し印刷

  金銀などの箔を下地の素材に押して付けて転写させたのち硬化させることで定着させます。光沢色のインクを使用することで、より高級感ある仕上がりにすることができます。

• UV厚盛り

  インクを瞬間的に硬化させることで厚塗りをする印刷方法です。UV厚盛りで加工された凹凸にはエッジが盛り上がる仕上がりになることから、独特の高級感を表現することができます。

UVプリンターの使い方

UVプリンターはAdobe illustratorでデータを作るのが主流です。データを作成する際には色情報も同時に入力します。データが完成したら、プリンターにデータを転送し、は、高さの調整、平面の印刷範囲などの設定をして印刷開始します。
印刷の際には印刷場所の確認のために、一度下地の紙に印刷を行い、そこに印刷する物を置いて位置調節してから本番の印刷を行います。

ＵＶプリンターの使用例

UVプリンターは、様々な素材に対して印刷が可能です。個人で使う場合、スマートフォンケースやPCのケースへの印刷に使用する人が多いです。また、衣服への印刷が可能で、インクも伸縮性に強い性質があるため、伸び縮みする服に対しても適しています。

• デジタルファブリケーション